就活報告

 色々面倒くさくなってしまい半年くらいブログ放置しておりました…。書きかけの文章が下書きに残っていたのでそのまま公開し、最後に現状の補足も加えておきます。

 

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【就活つかれた】

就活、いい加減疲れた。

今も面接に向かう道中だけど、これで終わるといいなと願いながらここまでの経過を一度まとめておこうと思ふ。

 

(受けた順と正確には一致しない)

・H市役所→自己PR動画を提出しろというので撮って送ったが何か普通に一次選考落ち

・M市役所→一次試験(筆記試験)の手応えで「あ、これは終わったな〜流石にぶっつけじゃ真面目に対策してきた人には勝てないわな」という感じだったが意外にもこれは通過。エントリーシート提出がオンラインではなく直接持参だったので「?」と思っていたらそのまま面接に突入、落ちる。帰りに雨に降られびしょびしょになる。

・K市役所→一次の筆記試験が受験者滅茶苦茶多くてビビる(本当に凄い人数だった)。この倍率じゃ厳しいなと思っていたら何故か通過の通知が。次の二次選考/一次面接ではこれまでの面接よりしっかり話せたぞと手応えあるも落選。

・N市役所→?

・K共済組合→一次の筆記試験はこれまでの経験から大体いけるなと舐めてかかったが難なく通過。腐っても早大生である。「この問題他の自治体の試験でも同じの出たな」となったのが印象的。次の面接試験は初めて本格的な形式(面接官が5人くらい、広い部屋、向こうに笑顔なし等)で少し緊張してしまった。「なんで留年したの?」という点を掘られて後味悪いまま終わってしまった。この辺から「ああもうこれ面接通ることないな」みたいな気持ちになってくる。

・T共済組合→特にエントリーシートも出さずに一次試験が始まった。通過。夏の甲子園と被っていたのでその日の近江と京都国際の試合が見られなくて残念だった記憶。最初の面接は立派なホテルが会場。バーチャル高校野球で明桜vs明徳だったかな?の試合を見ながら向かった。人生初めての集団面接というものを体験、同組だった女の子二人の様子を見て「ああ普通の人はこういう感じで面接受けるんだ」とこれまで落ちてきた理由を実感するなどした。面接、面接官と対話するつもりで臨んでいたけど、どちらかというと皆んなスピーチなんだね。まあ質問はだいたい分かってるものね。まあ次に切り替えていこう(次あったっけな)みたいな心持ちで帰宅した夜に携帯に電話があり、何故か二次面接に進むことに。人生初の面接通過の瞬間である。二次面接、会場に着くともう「◯◯さんですか?」。この時間に来るのは二人しかいないようで驚きである。二次の面接は何を聞かれるのだろう、同じ質問をまたされるのは嫌だなあなどと考えていたが、全くそんな事はなかった。今日会場までどうやって来ましたか?道中何を見ましたか?等のゆるい質問だった。面接後は若手職員との懇談会が組まれており、採用する気のない奴相手にこんな事しないだろうと思っていたが落ちた。「次の選考に進む場合は今日中に電話します」とのことだったので日付が変わるまで待っていたのにとうとう連絡無し。正直通知をもって合格とするこのシステム不合格者に失礼だろとかなり不快に思った。逆の立場で言えば連絡無く突然面接に来ないようなものだし、私と先方は対等な関係のはずである。人数が多い一次試験ならまだしもここまで人数絞った段階なんだから電話の一本ぐらい入れるのが礼儀だろという気持ち。ちなみにこの日の帰りは石見智翠館vs智弁和歌山の試合を見ながら帰ったような。

・K共済組合→?

・◯HKエデュケーショナル(アルファベットで伏せられない!)→頑張ってエントリーシートを書いたが選考落ちメールあり

・◯HK出版→エントリーシート、こちらは紙だった気がする。出版系は沢山書かせてくるので本当に大変。確か締切ギリギリになって少し遠くの郵便局まで行って出したが、こちらも落選。

・◯HKグローバルメディアサービス→エントリーシート何回も書いているうちにブラッシュアップされてきていい出来に仕上げて出せた気がしたが落選。

・N郵便→エントリー後1時間くらいで終わるウェブテストを受けたらとりあえず通過、初めてのウェブ面接に臨むもこれが面接一発目ということもあり全然話せずあっけなく終了。最後の「何か質問ありますか」タイムがあー終わったな感がとにかく辛かった。落選。

・N地図→エントリーシートが届いていないと突然電話があり、郵便事故かと思って調査してもらうもどうも怪しい雰囲気を感じ、先方とやり取りを進める内に採用する気の無さそうなのを感じて活動中断。

・N交通→説明会で感触が良く、こういう道もアリではと親に話したところ大変反応が悪かったので、敢えて固執する程でもなかったため断念。

・R合→エントリーシート落ち

・B堂→エントリーシート落ち

・T進研→エントリー済

・◯ヴォルト→エントリー済

 

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 これを書いたのが昨年九月中旬。内定率は60%を超え、精神的にも最も疲弊していた頃だ。もうどうにでもなれとだいぶ投げやりになっていたように思うが、結果的にはなんとかなってしまった。

 T進研は都外の企業であり、東京住みの私にしてみれば少々気乗りしない選択肢ではあったが、最早贅沢は言えない状況。はるばる1時間半かけて出向いていった。

 正直お役所仕事は一番やりたかった事ではない。本来目指していたのは教員である。教育実習に行けなくなり色々考えた上で断念して、他の就職ルートを模索していたが、卒業年の4月に入ってから突然始めた就職活動は準備不足もありさっぱりだった。そんな中、偶然塾講師の募集を見かけ、これは元々やりたかった事に近いのではとピンと来たという次第であった。

 T進研と初めての面接。これだ、というものがあった。何より、先方の反応が良かった。これまでどこの面接を受けても、政治思想史を専攻してきましたなどと話すと「ああそうですか…」という食いつきの悪さを感じていたが、初めてまともに受け合ってくれた。N地図のような雰囲気の悪さも感じない(N地図はエントリーシートを送っても「届いていない」と言ってくるなどとにかく信用出来ない企業だった。郵便局に確認し追跡調査をしてもらったところ、確実に投函しているという話だったので向こう側のミスとしか考えられないが、ずいぶん態度が大きく嫌な対応を取られた。金も時間も無駄にした)。その日説明会に参加したのが私一人のみで、会社として規模の小ささは感じたが、雰囲気の良いところに入るのが一番だと考え、初日でほぼ気持ちは決まったといえる。

 その後、本部長面接・役員面接と順にスイスイと進み、あっけなく内定まで行った。ヘラ期は終了。書きかけの下書きはこの後長々とヘラ文が続くはずだったが、結局書くのも面倒なくらいの精神状況だったので放置されてしまった。

 ◯ヴォルトには辞退のお電話を入れた。もうどーにでもなれ期に「どうせなら好きな仕事を」とエントリーした会社で、このルートも悪くは無かったと思うが、まあ納得のいく内定は取れたしこちらはいいだろう。

 T進研内定後まもなく、N市役所から試験案内の書類が来た。遅い。あまりに音沙汰が無いのでてっきりもう書類審査で落ちたのかと思っていた。N市役所は実家から20分程度という長所があったが、ここからまた筆記試験・面接とやって、通る確証も無い。少し後ろ髪は引かれたが、面倒な気持ちもありもういいやと判断し、就職活動終了。K共済組合からは最後まで連絡は無く、結局何だったのか、どこまで進んでどこで落ちていたのかも今となってはよく分からない。

 その後、月一ペースでT進研の研修を受けつつ、なんとか卒論(3万5000字ほど?)を提出。春休みに至る。

 

 久々に当時の記憶を振り返ってみたが、やはり就活は楽しいものではない。筆記試験は全て通過→面接で全て落選といったことを繰り返すうちに、なんだか自らの人格を社会から否定されているような感覚になり、ずっと気分が良くなかった。そういった中でも、自分にフィットする企業にひとまず出会えた(まだ今後どうなるかは分からないが)のは幸運だったし、とにかくなんとかなってよかった。これから就活に臨む人々もとにかくなんとかなって欲しいなと思う。